2017年04月19日

特定のプログラムを強制終了させるtaskkillコマンドのショートカットを作る(Windows)

私事ですが、普段「RocketDock」というランチャーアプリケーションを使用しています。
Windows上でMacのDock風な事ができるので、もう何年も重宝してます。

が、スタートアップに登録し起動時に立ち上がるように設定しているのですが、アプリケーション自体は裏では起動しているはずなのに画面上に(見た目上で)表示されないことが「たまに」あります。

こうなると強制終了させてRocketDockを再起動させないといけないわけです。

が、この手のアプリケーションのやっかいな所は、
メインウインドウを持たないので[×]ボタンも無ければ、Alt+F4とかで終了出来るわけでもなく、
さらにはタスクマネージャーの[アプリケーション]タブの項目にも表示されないんです。
20170419_01.png

この場合、どうやって強制終了させるかというと、
[プロセス]タブから、沢山立ち上がってるプロセスの中から「RocketDock.exe」を探し出して[プロセスの終了]を選ぶ感じになります。
20170419_02.png
コマンドプロンプトからtaskkillうんたらとカタカタと終了コマンドを打ち込んでもいいんですが、まあ面倒です。

で、ここで一度、終了用のショートカットを作っておくと便利だったという話です。

手順として、
デスクトップにショートカットを置く場合は、

デスクトップの何も無い所を右クリックして、
[新規作成(X)]→[ショートカット(S)]と進みます。
20170419_03.png

[ショートカットの作成]のウィザードウインドウが表示されます。
20170419_04.png

項目の場所を入力してくださいの欄に次のように入力します。
C:\Windows\System32\taskkill.exe /F /FI "IMAGENAME eq RocketDock.exe"
(注意:コマンドなのでスペースとか細かい所が色々大事です)

taskkillに何個かオプションを与えてます。
ざっくり言うと、
/F」で強制終了の命令を出し、
/FI」で絞り込み
IMAGENAME eq」というのがプロセス名と等しかったらという条件で、
その直後にRocketDock.exeを入れることで、
「RocketDock.exeというプロセス名のものがあったら強制終了させる」というコマンドのできあがりです。

/F」オプションはメインウインドウを持たないアプリケーションでは必須なんじゃなかろうか。
おそらくこのオプション無しでやると普通の終了命令が飛ぶだけなので、一向に終了出来ない可能性も出てくるでしょう。

/FI」オプションの後ろをダブルクォーテーションで囲っているのはスペースが含まれるからです。

正直な所、自分はformat以外のDOSコマンドにあまり詳しくはありませんが、下記のサイトを参考にしながらやりました。
Taskkill DOSコマンド一覧[Programming Field]

で、本題にもどり、[次へ(N)]
20170419_05.png

このショートカットの名前を入力してくださいの欄にはテキトーな名前を付けて[完了]です。
20170419_06.png

これでデスクトップにそれのショートカットが置かれます。
20170419_07.png

あとは強制終了させたいときに、このショートカットを開けば、
さっきのタスクマネージャーでの手順、もしくはコマンドプロンプトに
taskkill /F /FI "IMAGENAME eq RocketDock.exe"
と入力したものと同じ命令が飛び、無事終了することができます。

ちなみに、終了している状態で間違えてこのショートカットを開いてしまっても
「情報:指定された条件のタスクは実行されていません。」というメッセージが一瞬出るだけなので安心してください。

ショートカットなので、アイコンも自由に変えられます。

右クリックして[プロパティ(R)]に進み
20170419_08.png

[アイコンの変更]に進み、
20170419_09.png

おそらく最初だけこれ出るけどスルーして[OK]
20170419_10.png

shell32.dllのアイコンがズラズラっと出るので好きなアイコンを選び(別のアプリケーションとかアイコンを選択してもOK)
20170419_11.png

[適用]もしくは[OK]をクリック。
20170419_12.png

できあがり。
20170419_13.png

と、いった感じです。


注意としては、DOSコマンドを間違えて扱うと大抵エラいことになるので、慎重に自己責任でやりましょう。

基本的にはプロセス名の「RocketDock.exe」の部分を対象のアプリケーションにすれば、それを強制終了出来るショートカットが出来上がります。
InternetExplorerとか、よくフリーズするアプリケーションでショートカットを作っておけばフリーズで待たされるというという事は減るでしょう。


ちなみにMacで同じようなものを作成する場合はAutomatorで簡単に作れます。
SnowLeopard時代に色々あって作ったものもありました。
便利なので今更公開してみるDockを再起動させるアプリ。


どうでもいいけど、前回の更新から丸1ヶ月空いてる。何のためにノートPC買ったのか(笑)

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Posted at 2017.04.19 14:50
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Category: Windows
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